リストラップはベンチプレス何kgから必要?硬さと長さの選び方

リストラップはベンチプレス何kgから必要?硬さと長さの選び方

結論を先に言います。

  • 使いたいと思ったときが、使うときです。 「何kg以上でないと使ってはいけない」という決まりはありません。
  • 手首に違和感がある、巻いたほうがベンチが安定する。それなら 重量に関係なく今日から使ってください。
  • どうしても数字が欲しい方へ。目安を挙げるなら 男性はベンチプレス60kg以上、女性は40kg前後からです。
パワーチューブNAOTO(P.L.College代表)

この記事を書いた人

パワーチューブ NAOTOP.L.College 代表

パワーリフター。YouTubeチャンネル「パワーチューブ」(登録者21万人)を運営。自社ブランド P.L.College でリストラップ・パワーベルト・ニースリーブなどのトレーニングギアを開発し、本記事で紹介しているリストラップ ストロングも自ら監修しています。ベンチプレス大会「パワフェス」主催。

公式記録(66kg級):スクワット 207.5kg / ベンチプレス 135kg / デッドリフト 207.5kg / トータル 550kg

以下、その理由と、硬さ・長さの選び方を説明します。

01なぜ手首が痛くなるのか

ベンチプレスで手首を痛める原因は、握力でも手首の筋力でもありません。前腕の下に手首がない事が原因のことが多いです。

バーを持つと、手首は自然に反ります(背屈)。この反りが深くなるほど、バーの重量が手首の負荷が強くなり痛めやすいです。

リストラップの役割は、手首のの背屈を制限して、過度に手首が反ること抑える事と、プレス系種目でバーやダンベルを安定させる役割です。

なので、フォームが原因で手首が反りすぎている方は、リストラップを買う前に手首の位置を直したほうが効果が大きいこともあります。

02何kgから必要か

基本の答え:使いたいと思ったときが、使うときです

これが弊社の考えです。

「まだ軽いから早い」「上級者になってから」という決まりはありません。手首に違和感があるなら、巻いたほうがベンチプレスが安定するなら、重量に関係なく使ってください。

こういうサインが出ているなら、今日からで大丈夫です。

  • 手首の付け根に違和感がある
  • ラックアップした瞬間に手首が不安定に感じる
  • 手首が気になって、追い込む前にセットを止めてしまう
  • 巻いたほうが明らかにバーが安定する
  • 過去に手首を痛めたことがある

リストラップは「強くなった方へのご褒美」ではありません。手首を守って、トレーニングを続けるための道具です。使い始めが早すぎて損をすることはありません。

それでも数字が欲しい方へ

とはいえ「目安が欲しい」という声も多いので、ひとつだけ挙げておきます。

男性

ベンチプレス
60kg以上

女性

ベンチプレス
40kg前後

このあたりから、手首にかかる負担をはっきり感じる方が増えてきます。

ただし これは「ここから使うべき」という基準ではありません。 「そろそろかな」と迷っている方の背中を押すための数字です。この重量に届いていなくても、違和感があるなら使ってください。逆に、これを超えていても手首がまったく気にならないなら、無理に使う必要はありません。

種目別の考え方

種目 必要性 理由
ベンチプレス 高い 高重量を扱えるため手首に負担がかかりやすい。
ショルダープレス・ダンベルプレス 高い 頭上や不安定な軌道で手首がブレやすい
スクワット 人による ローバースクワットの場合は手首に掛かる負担が大きいため必須級。
デッドリフト 基本的に不要 手首の背屈が起きない。必要なのはストラップ類

03硬さの選び方

リストラップの硬さは、ざっくり3段階に分かれます。

タイプ 長さの目安 代表的な製品 向いている方
柔らかめ 50cm前後 FERRY など リストラップを使ってみたい方
普通 60cm前後 Schiek など 柔らかいリストラップじゃ物足りなくなってきた方
硬め 100cm未満 SBD、P.L.College ストロング A7など 本格的なリストラップを使ってみたい方

※仕様・価格は変動するため、各ブランドの公式サイトでご確認ください。

硬さも「何kgから硬めにすべき」という線引きはありません。重量帯ではなく、種目と手首の状態で選んでください。

硬めを選ぶべき方

  • ベンチプレスのメインセットの重量が伸びてきた
  • 手首が弱い、過去に痛めた
  • 柔らかいラップで「物足りない」と感じ始めた

硬めを選ぶべきでない方

  • 今の柔らかいラップで満足している方。 そのままで問題ありません

硬いラップは、正直に言うと 最初は少し痛いです。 ただし使用していけば痛みは無くなっていきます。

硬さの好みは分かれます

弊社のリストラップを監修しているパワーチューブNAOTOは硬め派です。本人のコメントを引用します。

「僕は他社メーカーさんでも硬めのタイプの方が好きです。パワーリフターでも硬いタイプ、柔らかいタイプの好みは分かれます。個人的には手首が弱いので硬いリストラップが大好きです」

パワーリフターの間でも意見は割れています。「硬いほうが上級者」ということはありません。 自分の手首と種目に合うほうを選んでください。

04長さの選び方

長さは「何巻きできるか」で決まります。

長さ 巻ける回数の目安 特徴
50cm前後 約1.5〜2巻 着脱が速い。
60cm前後 約2巻 最も一般的。汎用性が高い
70cm前後 約2.5巻 固定力が高い。
100cm以下 3巻以上 かなり硬め

長ければいいわけではありません。 巻く回数が増えるほど固定力は上がりますが、その分セットごとの着脱に時間がかかります。

05よくある失敗4つ

① 巻く位置が低すぎる

巻く位置が低すぎると背屈を制限することができません。手の甲に軽くかかる位の位置がおすすめです。

② ゆるく巻いている

隙間があると固定になりません。軽く引っ張りながら、肌に密着させて巻いてください。

③ 全セットつけっぱなし

ずっと巻いていると血流が悪くなってしまいます。セット間は外しましょう。

④ 洗濯機で洗う

生地とマジックテープが一気に劣化します。ぬるま湯での手洗いを推奨します。

06大会で使えるかどうか

地方大会では、管轄の協会によっては使える場合が多いです。ブロック大会以上では公認ではないものは使えないです。

詳しくは直接、出場する予定の協会に確認してみるのが良いです。

弊社のリストラップ ストロングはIPF・JPA公認品ではありません。ジムでのトレーニング専用であれば、公認の有無は性能とは関係ありません。

07P.L.College リストラップ ストロングについて

最後に弊社の製品について書きます。上の分類でいうと 「硬め」カテゴリ の製品です。

硬さ 硬め
素材 ポリエステル70% / 綿30%
サイズ 幅8cm × 長さ70cm
巻ける回数 約2.5巻
価格 3,580円(送料無料)
カラー ブラック / オリーブ / ブルー / ライトブラック / バーガンディ
大会使用 IPF・JPA公認品ではありません
(地方大会は管轄の協会にご確認ください/ブロック大会以上は使えません)

設計の意図

硬めカテゴリの製品は60cm前後が主流ですが、70cmにしました。2.5巻できる長さがあると、高重量でも固定力があります。生地は、高重量に耐えられる硬さを基準に試作を繰り返して選定しています。

評価

200件以上のレビューをいただき、平均評価は4.82です。リストラップ全体では累計3万個以上を販売しています。

正直なデメリット

  • 硬いので最初は手首に食い込む感覚があります。慣れが必要です

WRIST WRAP STRONG

P.L.College リストラップ ストロング

幅8cm × 長さ70cm/約2.5巻/3,580円(送料無料)/全5色

よくある質問

Q.初心者が使うのは早いですか?

早くありません。使いたいと思ったときが使うときです。手首に違和感があるなら重量に関係なく使ってください。

Q.大会で使えますか?

地方大会では、管轄の協会によっては使える場合が多いです。ブロック大会以上では公認じゃないものは使えないです。詳しくは直接、出場する予定の協会に確認してみるのが良いです。

Q.リストラップとリストストラップの違いは?

リストラップは手首を固定するもの(ベンチプレス・プレス系)。リストストラップはバーを握力の代わりに保持するもの(デッドリフト・懸垂などの引く種目)。用途が完全に別です。

Q.毎セット外したほうがいい?

血流が悪くなるので、外すことをおすすめします。

Q.硬いと痛いって本当?

本当です。最初の数回は痛い可能性があります。ただし、使用していけば痛みは無くなっていきます。

Q.長いほうが強く固定できますか?

生地にもありますが、長い方が固定力が強くなりやすいです

Q.洗えますか?

ぬるま湯で手洗いしてください。洗濯機は生地とマジックテープが劣化します。

Q.どれくらい保ちますか?

使用頻度によります。マジックテープの粘着力や硬さが落ちてきたら交換のサインです。洗濯機を使わないだけで寿命はかなり延びます。

まとめ

  • 使いたいと思ったときが使うとき。 「何kgから」という決まりはない
  • 数字が欲しいなら 男性はベンチプレス60kg以上、女性は40kg前後。ただし目安であって基準ではない
  • 硬さは重量帯ではなく 種目と手首の状態で選ぶ
  • 大会に出るなら、出場する予定の協会に確認する。ブロック大会以上では公認ではないのは使えない
  • 硬い・柔らかいに上下はない。自分に合うほうを選ぶ

手首の違和感を我慢してトレーニングを続けると、ベンチプレスそのものができなくなります。3,000円台のギアで防げるものは、防いでおいてください。

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